Material

素材の特徴

ヌメ革(ナチュラル・生成り)

栃木レザーのフルベジタブルタンニン鞣し。高品質なブラジル産ミモザを使用したタンニン液をピット槽に入れて鞣してあります。
※鞣し(なめし)・・・『生皮』を腐らせないよう『革』に加工する工程。

光沢が強く、ハリがあるグレージング加工済のAランク品を使用しております。
使用し続けることにより、色も濃くなり艶も増していきます。

着色はされておらず革本来の状態に近い為、個体差による傷・擦れ・シミ・トラ・血筋・色変化が見られます。

カラーレザー(ホワイト、ブラック、レッド、ブルー)

タンニン鞣しのヌメ革に顔料染めを施したステアハイド。(生後2年経過した雄牛の革)
※顔料染め・・・ペンキや油絵具に近く、革の表面をコーティングするイメージ。

最初こそ表情が解りづらいですが、使用していく事により『艶が出る』→『色が暗くなる』→『少しずつ塗装が剥がれ、下地の革が見えてくる』と変化が楽しめます。

塗料が剥がれ、下地の茶色い革が見えてきた状態は通称『茶芯』とも言われ、ヴィンテージブーツやレザージャケットに稀に見られる現象です。

羚羊革(グレー、レッド、ブルー)

羚羊革=カモシカ革=アンテロープレザー

カモシカの革の表面である吟面を削り取っているのでビロードのような手触りが楽しめます。

仕入れの時点では灰色が未着色になります。赤と青はハンドメイドで製作前に染料で染め上げます。

経年変化の特徴としましては表面の毛羽立ちが抑えられて光沢が増します。
色の変化は明るさがほんの少し濃くなるくらいでしょうか。

象革

象革=ゾウ革=エレファントレザー

ワシントン条約にて保護対象のアフリカゾウの革で
市場に出回る玉数が少なく、大変貴重な高級皮革になります。

イメージと違いとてもしなやかな革であり、牛革以上に水に強く耐久性にもすぐれており、
予算があえば是非ともおすすめしたい革でもあります。

基本色はブラックになります。
申し訳ございませんが象革のみ色指定は不可とさせて頂きます。

スタッズ

スタンダードリベット社製のスタッズを使用しております。

ひとつひとつがツメで折り曲げて固定する為、革に食い込み取れにくいです。
Standard Rivet Company(スタンダードリベット社)・・・1888年創立の歴史あるアメリカのスタッズメーカー。

・真鍮無垢(金)は経年変化が現れやすく、輝きが無くなり、くすみやすいです。
・ニッケルメッキ(銀)は真鍮無垢をコーティングしたもので、メッキが剥がれると下地の真鍮が姿を現します。

ボタン・金具

ボタン、金具とも真鍮無垢(金)とニッケルメッキ(銀)がございます。

オーバーレイ

革の上に乗せ、スタッズで囲む素材です。
真岡木綿(生成り、黒、赤、青)、デニム、レザーの3種を使用しております。

※在庫状況によって選べないものもございます。

縫い糸

米国産の太めのポリエステル糸を使用しております。

糸の通る穴をひとつひとつ丁寧に開け、二本の針でしっかりと引き締めながら縫っております。
糸自体に蝋が塗ってあるので摩擦に強く、ミシンに比べ糸がほつれにくいです。

色はブラック・レッド・ホワイト・ブルーの4色がございます。